耳つぼジュエリーを巡る議論で最も注意を払わなければならないのが、医師法および「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律(あはき法)」との関係性です。
耳には多数の神経反射区が集まっていますが、耳つぼジュエリー施術者は医療従事者(医師や鍼灸師)ではありません。法律に抵触せず安全に事業を営むためには、以下の3大厳守ルールを徹底する必要があります。
- 診断・治療行為の禁止(医師法第17条):「これを貼れば高血圧が治る」「不妊治療に効く」といった病気の診断・治療・治癒を標榜する行為は明確な違法です。「リフレッシュをサポートする」「美容のツボを意識した装飾である」という位置づけを守る必要があります。
- 鍼(はり)や強い圧迫による医療類似行為の回避:皮膚を貫通する金属針を使用することは鍼灸師資格が必須となります。耳つぼジュエリーはチタン粒やセラミック粒などを「シールで表面に貼付する」のみであり、侵襲性のないアイテムを用いることが前提です。
- 薬機法(医薬品医療機器等法)に配慮した広告表現:SNSやチラシにおいて「貼るだけで激やせ」「確実に○kg減量」といった虚偽・誇大広告は厳禁です。ダイエットサポートをうたう際も、食事管理や適度な運動を促すアドバイザー的立ち位置に留める必要があります。
しっかりとした通信講座・認定校では、こうしたコンプライアンス(法令遵守)やカウンセリングシートの運用法がテキストに明記されており、自己防衛のためにも体系的な学習が不可欠と言えます。