プラスチック製ギミックが溢れる知育玩具産業においても、紙というマテリアルの価値が見直されている。環境負荷の低減が叫ばれる昨今、接着剤を最小限に抑え、リサイクル可能な素材だけで成立するペーパークラフトの玩具は、サステナブルな教育ツールとして世界的な脚光を浴びる。
市販の電動トイは壊れたらゴミ箱行きになることが多いが、折り紙の風車は壊れても構造を理解していれば数分で修復できる。壊れた原因を観察し、ストローの角度を直し、紙の歪みを指先で整える。この「修理可能性(リペアアビリティ)」こそが、消費社会で失われがちな創造性を育てる土壌となっている。