高い責任と引き換えに、待遇水準も国内トップクラスを維持している。各社の有価証券報告書および業界データから算出したスーパーゼネコンの平均年収は、いまや全社が1,000万円の大台を優に超える水準にある。
トップを争う鹿島建設や大林組では平均年収が1,100万〜1,200万円前後に達し、40代の管理職クラスでは1,500万円を超えるケースも珍しくない。大成建設や清水建設もこれに追随し、高水準の賞与が年収を押し上げる。非上場の竹中工務店も同等以上の給与水準を誇る。
ただし、この高年収は現場の過酷なプレッシャーと表裏一体だ。自然災害への緊急対応、天候に左右されるタイトな工期管理、そして死亡事故ゼロを至上命題とする極限の現場運営。巨額の報酬は、都市インフラを絶対に落とさないという重圧への対価でもある。