ホワイトスネイク現在の真実|引退報道の深層とカヴァーデイルの決断

ホワイトスネイク現在の真実|引退報道の深層とカヴァーデイルの決断

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ホワイトスネイクがロック史に残した功績を測る上で欠かせないのが、初期のアーシーなブリティッシュ・ブルースロック期と、1980年代後半に頂点を極めたアメリカン・アリーナロック期という2つの黄金時代です。ここでは、ホワイトスネイクアルバムおすすめの基準となる主要作品と、それぞれの商業的・批評的評価を比較検証します。

アルバム名(発表年)セールス・記録バンドの音楽的特徴編集部の見解・おすすめ度『白蛇の紋章〜サーペンス・アルバス』
(1987年)全米800万枚(8×プラチナ)突破、ビルボード最高2位洗練されたHMサウンド、劇的なプロダクション、MTVを意識した華麗なビジュアル星5つ(必須)
80年代ハードロックの金字塔。入門者からマニアまで避けて通れない超名盤。『スライド・イット・イン』
(1984年)全米200万枚(2×プラチナ)、英チャート9位骨太な英国ブルースロックとUSアリーナ向けエッジの完璧なハイブリッド星4.5
ジョン・サイクス加入によるリミックス(US盤)の破壊力が高く評価される過渡期の傑作。『フール・フォー・ユア・ラヴィング(Ready an' Willing)』
(1980年)全英6位、ゴールドディスク獲得アーシーで湿り気のあるツインギターと粘り気のあるソウルフルなボーカル星4.0
「初期の英国白蛇こそ本物」と主張するオールドファンにとっての最高傑作。『スリップ・オブ・ザ・タング』
(1989年)全米・全英共にトップ10入り、プラチナ獲得奇才スティーヴ・ヴァイを全面起用したテクニカルかつトリッキーなアレンジ星3.5
技巧派ギタリストファンには垂涎の一作だが、ブルースファンの間では賛否が分かれる。

バンド最大の転換点となったのは、やはり1987年の『白蛇の紋章』でした。リメイクされた「ヒア・アイ・ゴー・アゲイン(Here I Go Again '87)」が全米シングルチャート1位を記録し、パワーバラード「イズ・ディス・ラヴ(Is This Love)」が全米2位をマーク。MTVでのヘビーローテーションとともに、ホワイトスネイクは単なるブリティッシュ・ロックバンドから、世界的な巨大スタジアムアクトへと変貌を遂げました。ホワイトスネイク名曲群の多くがこの時期に集中しているのも、必然と言えるでしょう。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。