Q1:日本のスーパーで売られているマーガリンは食べても大丈夫ですか?
A1:問題ありません。現在、日本の大手メーカーが販売している家庭用マーガリンの多くは部分硬化油を使用せず、トランス脂肪酸含有量を100g中1g未満(1回分で約0.05〜0.1g)まで低減させています。バターよりも含有量が少ない製品も多く、適量(1日10g程度)をパンに塗る程度であれば健康への悪影響は無視できるレベルです。
Q2:なぜ日本はアメリカのようにトランス脂肪酸を法律で全面禁止しないのですか?
A2:食習慣の違いによる摂取量の差が理由です。アメリカではかつて1人あたり1日数グラム以上のトランス脂肪酸を摂取しており深刻な社会問題となっていましたが、日本の平均摂取量は1日約0.6g〜0.9gとWHO目標値(約2g未満)の半分以下です。食品安全委員会も「通常の日本人の食生活では健康被害のリスクは低い」と判断しており、法規制ではなく各企業の自主的低減を促す方針をとっています。
Q3:加熱調理でサラダ油を使うとトランス脂肪酸は発生しますか?
A3:家庭での通常の炒め物や揚げ物(180℃前後で数分〜十数分)では、トランス脂肪酸が急増することはありません。ただし、油を何十回も繰り返し加熱・再利用したり、高温で長時間放置して煙が出るほど熱した油(酸化劣化した油)は有害物質や微量の異性化脂肪酸が発生するため、揚げ油の定期的な交換は推奨されます。