ネット上や一部週刊誌では時折、「桜田淳子が教団を脱会したのではないか」「信仰を捨てて芸能界に本格復帰する計画がある」といった憶測が飛び交います。しかし、宗教を脱会したという事実は一切ありません。
かつて2000年代後半から2010年代にかけて、教団関連の信者集会で賛美歌を歌う姿や、信者向けのメッセージビデオに登場する姿が幾度となく確認されています。彼女自身、脱会届を提出したこともなければ、過去の信仰を否定するコメントを出したこともありません。
彼女が芸能界に復帰できない決定的な理由は、個人の歌唱力や演技力の問題ではなく、日本の放送業界とスポンサーが課すコンプライアンスの壁にあります。
2013年に東京・銀座博品館劇場で行われたデビュー40周年ファン感謝イベントでは、満員のファンから温かい拍手で迎えられました。しかし、この動きに対して「全国霊感商法対策弁護士連絡会」が即座に反対声明を発表。「教団の広告塔として利用され、被害を拡大させる恐れがある」と警告を発しました。
特に2022年以降、旧統一教会をめぐる政治問題や被害補償、宗教法人法に基づく解散命令請求など、社会的な追及は決定的な局面を迎えました。このような状況下において、信仰を維持したままの桜田淳子を起用できる民放キー局や大手映画配給会社は存在しません。本人がどれほど歌への情熱を抱いていようと、復帰の道は構造的に遮断されているのが冷酷な現実です。