ネット上の掲示板や知恵袋、SNSを調査すると、セイノースーパーエクスプレスの評判に関しては「非常にスピーディーで助かった」という絶賛の声がある一方で、「配達予定日に届かなかった」「不在票が入っていなかった」といったネガティブな口コミが散見されます。この評価の二極化には明確な構造的理由が存在します。
まず、ポジティブな評価の多くは法人顧客や、急ぎの精密機器・イベント機材などを手配した企業担当者から寄せられています。航空便を組み合わせた「翌朝10時着指定」やチャーター便の確実性、ドライバーの荷扱いに対する丁寧さは、物流業界内でも高く評価されています。
一方で、マイナス評価の大半は「個人宅宛ての配送」において発生しています。もともと法人ルートを中心に最適化された集配スケジュールを組んでいるため、夜間の再配達対応枠が大手宅配便各社に比べて柔軟でない点や、ドライバーが企業不在の合間を縫って個人宅へ向かうケースがあることが摩擦を生む要因となっています。
現場取材における関係者の証言によると、「個人宅宛ての荷物であっても、営業所やドライバー単位で最善を尽くしているが、システム設計自体がBtoB基準であるため、個人向け宅配専業他社と同じ感覚で利用されるとギャップが生じやすい」という実情が浮き彫りになっています。