サンタクロースの本名と正体は?実在したモデルの伝説と赤い服の真相

サンタクロースの本名と正体は?実在したモデルの伝説と赤い服の真相

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「サンタクロース」という呼び名は役職名や愛称に近く、彼の本名を歴史的事実に基づいて紐解くと、古代ギリシャ語名で「ニコラオス(Nikolaos)」、ラテン語名では「ニコラウス(Nicolaus)」にたどり着きます。英語圏では「セント・ニコラス(Saint Nicholas)」、日本語では「聖ニコラオス」や「セントニコラウス」として広く知られるキリスト教の聖人です。

この実在のモデルとなった人物は、3世紀後半(270年頃)に小アジア(現在のトルコ共和国南部・アンタルヤ県のパタラ)に生まれ、近隣都市ミラで活動した「ミラの主教 ニコラオス」です。サンタといえば雪国や北欧のイメージが強烈ですが、彼が生まれ育った土地は地中海沿岸の温暖な地域であり、当時の東ローマ帝国支配下のギリシャ系キリスト教徒でした。

裕福な家庭に生まれたニコラオスは、若くして両親を亡くしたものの、受け継いだ莫大な遺産を自らの贅沢には一切使わず、生涯をかけて貧困に苦しむ人々や孤児への施しに捧げました。その無私無欲の信仰心と卓越した人格から、やがてミラという都市の主教(キリスト教高位聖職者)に推挙され、数々の奇跡と慈善活動を行った記録が残されています。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。