Q1:清水建設の創業者は誰ですか?歴史はいつから始まったのですか?
A1:創業者は初代・清水喜助(しみず・きすけ)です。越中国(現在の富山県)出身の大工であった喜助が、文化元年(1804年)に江戸・神田鍛冶町で大工彫刻業を開業したのが清水建設の始まりです。2024年に創業220周年を迎えました。
Q2:現在の清水建設の社長や会長は創業家の一族ですか?
A2:いいえ、創業家の一族ではありません。代表取締役会長の宮本洋一氏、代表取締役社長の井上和幸氏をはじめ、現在の経営幹部はすべて社内現場で実績を積み上げてきた生え抜きのプロ経営者です。一族出身者が執行役員や取締役に名を連ねる時代はすでに終了しています。
Q3:創業家の「清水家」は今でも清水建設の大株主なのですか?
A3:個人の名義で大株主上位にランクインすることはありませんが、一族の資産管理会社である「清水実業株式会社」や「公益財団法人清水育英会」などを通じて、現在も安定した割合の株式を保有しています。経営に直接介入することなく、長期的な支援者としての立場を保っています。
Q4:清水建設の歴代社長に「婿養子」が多いというのは本当ですか?
A4:事実です。明治期の清水組を支えた清水釘吉や昭和期の清水揚之助など、清水家は「血統の男子」にこだわらず、工学や経営に長けた優秀な外部人材を婿養子として迎え入れ、経営のトップを任せてきました。この能力主義的な養子制度が、同社をスーパーゼネコンへと飛躍させた原動力となりました。
Q5:清水建設の社風や現場に創業家の影響は残っていますか?
A5:人事や経営判断における同族支配の影響は排除されていますが、「誠心誠意」「子どもたちに誇れるしごとを。」に代表される、二代喜助以来の職人精神や技術へのこだわりは社風として強烈に受け継がれています。理不尽なトップダウンがなく、現場を重んじる気風としてプラスに機能しています。