この試合において、スタジアムの空気を一変させ、逃げ切りを確固たるものにした立役者が遠藤航でした。試合終盤、ボーンマスがパワープレーを仕掛けて攻勢を強めた時間帯に投入された遠藤は、中盤の底で抜群のポジショニング感覚と研ぎ澄まされた危機察知能力を披露。相手の攻撃の芽をことごとく摘み取る圧巻のパフォーマンスを見せました。
公式トラッキングデータに基づく遠藤航 出場記録 評価を確認すると、限られたプレー時間ながら地上戦デュエル勝率は80%以上を記録。こぼれ球の回収(リカバリー)数でもチームトップクラスの効率性を示しました。ピッチ中央で相手のキーマンに激しく身体を寄せ、前を向かせないファウルすれぎりの鋭いタックルは、まさに「日本のデュエルキング」の真骨頂と言えるプレーでした。
地元紙『リヴァプール・エコー』の選手採点では、短い出場時間ながら「チームに冷静さと鉄壁の安定感をもたらした」として7.5点の高評価を獲得。「リードを守り切る局面において、エンドウほど信頼できる防波堤はプレミアリーグ全体を見渡しても極めて稀である」と称賛されました。試合後のミックスゾーンで遠藤自身が語った「自分の役割はチームが必要とする強度をピッチに注ぎ込み、確実に勝利を届けること」という言葉通りの仕事を完遂したと言えます。