刑事ドラマやサスペンスにおいて「降板=殉職(死亡退場)」という図式が定番化している作品もありますが、『科捜研の女』において主要レギュラーが殉職する展開は極めて異例です。
歴代の研究員や刑事たちの卒業パターンを振り返ると、制作陣のキャラクターへの深い愛着がうかがえます。
例えば、物理担当の後任となった相馬涼(長田成哉)はカナダの研究機関へ転職、吉崎泰乃(奥田恵梨華)はサイバー犯罪対策の専門部署へ異動、映像データ担当の橋口呂太(渡部秀)は文部科学省の機関へ出向するなど、ほぼ全員が「研究者としてのステップアップ」や「栄転」という形で科捜研を離れています。
ネット上で「あのキャラは死んだのでは?」と誤解されがちなのは、マリコ自身が幾度となく絶体絶命の危機(爆破や毒物テロ、滑落など)に遭い「マリコ死す!?」という衝撃的な予告が打たれることや、劇中の被害者役とキャストのイメージが混同された結果であると考えられます。