カフェインが母乳中に移行する時間帯と、体外へ抜けるプロセスには明確なピークが存在します。
母親がカフェインを摂取した場合、血中および母乳中のカフェイン濃度は摂取後約15分〜2時間(平均約1時間)でピークに達します。成人の体内では、カフェインの血中濃度が半減するまでに要する時間(半減期)は通常約4時間〜5時間です。
注意が必要なのは、大人の体内と赤ちゃんの体内ではカフェインを代謝・排出する能力が大きく異なる点です。
肝機能が未発達な生後1〜2か月未満の新生児におけるカフェインの半減期は約60時間〜100時間(約3〜4日)にも及びます。生後3〜4か月を過ぎると肝機能が発達し、半減期は約14時間程度まで短縮されますが、それでも大人に比べると大幅に長い時間がかかります。
新生児期に母親が過剰なカフェインを継続摂取すると、排出しきれずに赤ちゃんの体内にカフェインが蓄積し、「寝ない」「落ち着きがなくぐずる」「頻繁にビクッと興奮する」といった症状が現れやすくなります。