エアコンの冷房運転は、室内の暖かい空気を吸い込んで熱交換器(アルミフィン)で急激に冷やし、冷風として吐き出す仕組みです。この過程で空気中の水分が冷やされ、内部には大量の結露水が発生します。通常であれば、この水は「ドレンパン」と呼ばれる受け皿に溜まり、「ドレンホース」を通って屋外へ自然排出されます。
しかし、何らかの理由でこの排水サイクルが狂ったり、風の通り道に異常な結露が発生したりすると、吹き出し口から水が飛び出してきます。具体的なエアコン水滴飛んでくる原因としては、主に以下の4つが挙げられます。
① フィルターの目詰まりによる吸気不良
ホコリでフィルターが目詰まりすると、吸い込む空気量が極端に減少し、熱交換器が異常に冷えすぎて氷結・過剰結露を起こします。その状態で風を送ろうとするため、水滴が風に乗って吹き飛ぶ現象が発生します。
② 送風ファンやルーバーの結露
冷たい風が直接当たり続ける風向板(ルーバー)や、風を送り出すシロッコファン自体にホコリや油汚れが付着していると、汚れが水分を吸着して大きな水滴へと成長します。これが回転の遠心力や風圧で弾き飛ばされ、前方へ飛散するのです。
③ ドレンホース・ドレンパンの汚れ詰まり
受け皿であるドレンパンにスライム状のヘドロやホコリが溜まり、屋外へ続くドレンホースの内部が詰まると、行き場を失った水がドレンパンから溢れ出し、ファンの風に巻き込まれて吹き出します。
④ 設定温度と風量のバランス不良
真夏の猛暑日に「設定温度18℃・風量微弱」といった極端な運転を行うと、吹き出し口付近の温度差が激しくなり、エアコンルーバー結露が一気に加速して水滴がポタポタと垂れたり飛んだりする引き金になります。