「鼻がでかい」という言葉にはネガティブな響きが伴いがちですが、芸能界やエンターテインメントの最前線に立つ人々を冷静に観察すると、真逆の真実が浮き彫りになります。実は、大衆を惹きつける圧倒的な華やかさやカリスマ性を持つトップスターの多くは、小ぢんまりとした鼻ではなく、立派で存在感のある鼻を備えています。
例えば、長年トップ女優として君臨する新垣結衣さん、綾瀬はるかさん、北川景子さん、高畑充希さん、波瑠さんといった方々のお顔立ちを分析してみましょう。彼女たちの共通点は、鼻筋がすっきりと通りつつも、決して主張を消した薄い鼻ではなく、顔の中心でしっかりとした立体感と気品を支える「骨格の強さ」を持っている点です。もし彼女たちの鼻をCG加工で極端に小さく平坦にしてしまえば、持ち前の聡明さや意志の強さ、華麗なオーラは瞬く間に失われ、どこにでもいる平凡な顔立ちへと後退してしまうはずです。
男性芸能人においてもこの傾向は顕著です。阿部寛さん、竹野内豊さん、坂口健太郎さん、横浜流星さんなど、実力と色気を兼ね備えた俳優陣の横顔には、力強い鼻梁と小鼻の確固たる存在感があります。鼻の存在感は、男性美において「男らしさ」「彫りの深さ」「リーダーシップ」を視覚的に象徴する極めて重要なパーツとして機能しています。
美男美女における「鼻の存在感」が好意的に受け止められる決定的な要因は、以下の3つの特徴にあります。
第一に、「目ヂカラとの相互作用」です。目元が大きく印象的である場合、鼻が小さすぎると顔全体のバランスが崩れ、幼い印象や頼りない印象を与えてしまいます。しっかりとした鼻筋があることで、目元の強さと調和し、ドラマチックな造形美が完成します。第二に、「横顔の立体美(プロファイル)」です。鼻にしっかりとした高さがある横顔は、彫刻のような陰影を生み出し、どの角度から光が当たっても美しいコントラストを保ちます。第三に、「清潔感のある肌質感」です。鼻自体に存在感があっても、毛穴の黒ずみや過剰なテカリがなく、肌がキメ細かく整っていれば、それは「悪目立ち」ではなく「洗練された気品」として認識されます。
さらに、東洋の伝統的な人相学(観相学)において、鼻は「審友宮(しんゆうきゅう)」あるいは「財帛宮(ざいはくきゅう)」と呼ばれ、本人のバイタリティ、金運、意志の強さを測る最重要バロメーターと位置づけられてきました。人相学の大家による古典的な文献を紐解いても、「鼻梁が通り、鼻翼(小鼻)に豊かな張りがある相は、富貴に恵まれ、一代で大きな信用を築く吉相」と明確に定義されています。実社会においても、適度に堂々とした鼻を持つ人物は「自信に満ちている」「頼もしさがある」という心理的アタッチメントを周囲に与えやすいことが、対人認知心理学の研究でも裏付けられています。