成犬であれば水を飲んでいれば1週間程度絶食しても耐えられる場合がありますが、シニア犬の場合は全く異なります。高齢犬の体は筋肉量が少なく、脂肪の蓄積も乏しいため、蓄えられたエネルギーをすぐに使い果たしてしまいます。
水を飲めている場合であっても、シニア犬が食事を全く摂らない状態が続くと、約3日〜5日程度で著しい低血糖や肝リピドーシス(脂肪肝)、多臓器不全を引き起こすリスクが高まります。2日以上絶食が続くと、自力で起き上がることすら困難になるほど急速に体力が奪われていきます。
さらに、水すら飲めなくなった場合は、脱水症状によって24〜48時間で命に関わる危機的状況に陥ります。「まだ水は飲んでいるから」と油断せず、食べない日数が2日目に突入した段階で、医療的なサポート(皮下点滴や胃瘻チューブの検討など)を視野に入れなければなりません。