世間一般には「公立高校に落ちた=学力不足による挫折」という一面的な見方をされがちですが、教育社会学や心理学の現場目線で見れば、この不合格体験こそがゆたぼんにとって最大の人生の資産となりました。
幼少期から「不登校でも自由に生きられる」「勉強しなくても成功できる」と周囲から持ち上げられ、成功体験の演出に囲まれて育った子どもにとって、現実社会の客観的な壁にぶつかる機会は極めて貴重です。高校入試という厳格な競争社会のルールに自ら飛び込み、結果として不合格という現実を突きつけられたことで、以下の2つの誤解と呪縛から完全に解き放たれました。
- 誤解1:勉強や努力を軽視しても何とかなるという全能感の打破
基礎学力の積み重ねがどれほど重要かを身をもって知ったことで、通信制高校での主体的な学習意欲が飛躍的に高まりました。 - 誤解2:親が作ったストーリーの上でしか生きられないという宿命論の打破
受験勉強も合否の受け止めもすべて自分自身の責任として引き受けたことで、父親の操り人形という世間のステレオタイプを自力で打ち砕きました。