フラッシュモブ(Flash mob)とは、インターネットやSNSを通じて不特定多数の参加者を募り、公共の場に予告なしで集まって特定のパフォーマンス(ダンス、合唱、静止など)を行い、目的を果たした瞬間に何事もなかったかのように立ち去る行為を指します。
フラッシュモブの発祥と歴史は、2003年5月に米ニューヨーク・マンハッタンで雑誌編集者のビル・ワジク氏が仕掛けた社会実験がルーツとされています。百貨店の高級絨毯売り場に突如約130人が集まり、店員に「愛のコミューン用ラグを探している」と口を揃えて解散したのが第1号でした。当初は商業性や政治的主張を持たない「不条理なアート」や「都市空間を使った遊び」だったのです。
日本に輸入された2010年代以降、このフォーマットは独自の進化を遂げました。公共空間でのハプニングアートから、結婚式やプロポーズにおける感動サプライズ演出へとシフトし、ダンス代行業者やプロダンサーを起用した商業サービスとして定着していきました。