個人事務所である有限会社黒猫堂の徹底したディレクションのもと、彼女のヴィジュアル・アイデンティティはライブ空間でさらにその純度を増す。大規模アリーナツアー「林檎博」や、バンド・東京事変のステージで展開される衣装演出は、総合芸術としての完成度を誇る。
バンドメンバー全員が統一感のある和装を纏いながらも、各自のプレイスタイルや楽器の特性に合わせて構造が変形された衣装群。演奏の激しいダイナミクスを邪魔することなく、照明の陰影を最大限に拾い上げる素材選定に至るまで、細部への偏執的なこだわりが貫かれている。