近年急速に普及した「骨伝導イヤホン」「外音取り込みモード搭載イヤホン(オープンイヤー型)」「ネックスピーカー」についてはどうでしょうか。「耳を塞いでいないから100%合法」と謳う製品プロモーションも見受けられますが、法的な実態はより繊細です。
製品ジャンルごとの警察の判断基準と実質的なリスクを整理しました。
① 骨伝導イヤホン・オープンイヤー型
耳穴を塞がない構造のため、形式上は安全性が高いと見なされやすい傾向にあります。しかし、大音量で音楽やポッドキャストを再生していれば、脳の認知リソースが奪われ、外音の認識が著しく遅れます。警察の基準はあくまで「外音が遮断されていないか」であるため、音量が大きければ骨伝導であっても指導・検挙の対象となります。
② AirPods等の「外音取り込みモード」
外見上は完全に耳を塞ぐカナル型イヤホンと区別がつきません。走行中に警察官から見れば「耳を完全に塞いでいる危険運転者」にしか見えず、高確率で停車を求められます。機能的に外音が聞こえていたとしても、現場でそれを客観的に証明するのは極めて困難であり、無用なトラブルを招く要因になります。
③ ウェアラブルネックスピーカー
首にかけるタイプは耳を全く覆わないため、もっとも周囲の音を自然に拾いやすい機材です。ただし、周囲に響き渡るような大音量での使用は迷惑行為や注意の対象になり得るため、「自分だけに小さく聴こえる音量」に制御することが合法判断を維持する大前提です。