Q1:セミの額にある赤い3つの点は、触ると潰れてしまうほど柔らかいのですか?
A1:いいえ、非常に硬質です。単眼の表面は強化された透明なクチクラ(外骨格)レンズで覆われており、樹皮や枝に激突しても簡単に破損しない頑丈な装甲構造になっています。
Q2:セミの顔を正面から見ると、黒い瞳がこちらを睨んでいるように見えますが、視線が合っているのでしょうか?
A2:視線が合っているように見えるのは「偽瞳孔(ぎどうこう)」と呼ばれる光学現象です。複眼の中で、観察者の視線とちょうど真正面に対向した個眼の奥だけが光を反射せず黒く見えるため、あたかも瞳がこちらを追っているように錯覚しますが、セミが人間を凝視しているわけではありません。
Q3:落ちているセミの顔を見たいのですが、死んでいるか生きているか見分ける方法はありますか?
A3:脚の開き具合を確認してください。仰向けになって脚が内側に縮こまり、固まっている場合は完全に絶命しています。一方、脚が外側に大きく開き、触覚や口吻がわずかにピクついている場合は、仮死状態または体力を温存している状態(セミ爆弾状態)であり、顔を近づけると突然暴れ出すため注意が必要です。
Q4:アブラゼミとミンミンゼミの顔は、素人でも肉眼で簡単に見分けられますか?
A4:容易に見分けられます。頭部の地の色が「黒褐色〜茶色」であればアブラゼミ、「鮮やかな青緑色の迷彩模様」が入っていればミンミンゼミです。特にミンミンゼミの複眼は美しいエメラルドグリーンを帯びているため、ルーペを使えば一目で判別可能です。