飛行機盗撮はなぜ繰り返される?Ca狙う悪質手口と撮影罪の実態

飛行機盗撮はなぜ繰り返される?Ca狙う悪質手口と撮影罪の実態

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ネット上の議論やSNSの投稿を見ていると、「どこからが違法な盗撮で、どこまでが通常の機内撮影なのか」という境界線について、少なからぬ誤解が見受けられます。中には「CAさんと一緒に記念写真を撮るのも禁止なのか」「窓の外の景色を撮っていたら盗撮と疑われるのではないか」といった極端な懸念を抱く旅行者も少なくありません。

法的な境界線は明確に区別されています。性的姿態等撮影罪が対象とするのは、「人の通常衣服で隠されている下着や身体の部位、または性的な意図をもって撮影される姿態」です。したがって、離着陸時の美しい風景や機内食、あるいは乗務員に同意を得て一緒に撮影する記念写真が同罪に問われることは絶対にありません。

ただし、注意しなければならない盲点が存在します。それが肖像権の侵害およびプライバシーの侵害です。たとえ性的な下着などを狙ったものでなくとも、特定の客室乗務員や周囲の乗客の顔・名札を無断で至近距離から連写し、それをSNSや動画サイトに無断でアップロードする行為は民事上の不法行為に該当します。また、乗務員から「業務の妨げになるため撮影はお控えください」と明確に要請されたにもかかわらずカメラを向け続けた場合、航空法に基づく機内秩序維持違反として地上警察へ引き渡される法的根拠となり得ます。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。