ツバメの巣作り時期はいつから?家が選ばれる理由と巣立ち全日程に関する疑問や疑問点をわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。
ツバメが日本に姿を現すのは、桜の開花前線と重なる3月中旬から4月上旬にかけてです。フィリピンやインドネシア、マレーシアなどの東南アジアから数千キロを旅してきた越冬個体は、まずオスが先行して営巣候補地に到着し、続いてやってくるメスを迎えてペアを形成します。
本格的なツバメの巣作り期間は、早ければ3月下旬からスタートし、主たるピークは4月中旬から5月中旬に迎えます。泥と枯草に自らの唾液を混ぜ合わせてお椀型の巣を一から組み上げる場合、要する日数はおよそ4日から10日程度です。前年の古巣を修復して再利用する場合は、わずか2〜3日で完了させる個体も観察されています。
工程所要期間・日数生態データ・行動特徴編集部の見解・現場視点巣作り(営巣)4日〜10日間田畑や水たまりの泥・藁を数百回往復して運搬雨天時は泥の乾燥が遅れ、日数が伸びる傾向があるツバメの産卵時期4日〜7日間1日1個ずつ、合計3〜7個(平均5個)を産卵この段階以降、法律上無許可での巣の撤去が禁止される抱卵(卵を温める)13日〜18日間主にメスが抱卵し、オスが周囲を警戒・餌補給親鳥が巣を離れる時間が減り、周辺が静かになる時期育雛(ツバメ雛の成長日数)20日〜24日間1日数百回の給餌活動。生後10日前後で開眼し羽が生え揃うフンの量が劇的に増えるため、最も対策を要するピーク期ツバメ巣立ち時期孵化から約3週間後1回目のピークは5月下旬〜6月。巣立ち後数日は戻ることもある飛行訓練中に地面へ落下する事故が多発するため要注意ツバメ巣作り2回目6月中旬〜7月下旬約3〜4割のペアが同シーズン中に2度目の繁殖を実施1回目が無事に成功した安全な巣がそのまま選ばれやすい
地域差も顕著です。九州や四国などの温暖な地域では3月中旬から営巣が確認されますが、東北や北陸では4月下旬から5月に入ってようやく活発化します。北海道では5月中旬以降の初夏が本番となります。初夏に1回目の巣立ちを無事に終えたペアや、初回の繁殖に失敗した個体は、初夏から盛夏にかけてツバメ巣作り2回目に挑みます。そのため、最終的な繁殖活動は7月下旬から8月上旬頃まで継続します。