異なる模試の数値を比較するには、精緻な換算感覚を持っておくことが不可欠です。大手進学塾の教務データおよび各模試センターの公表資料を突き合わせ、2026年入試における主要4模試の難易度相関を整理しました。
首都模試と四谷大塚の換算表を参照すると、首都模試の数値から「マイナス8〜10」を引いたものが四谷大塚や日能研の基準値におおむね一致します。さらにサピックス偏差値比較を行うと、その差は「マイナス13〜16」まで広がります。例えば首都模試で偏差値65を獲得している生徒は、サピックスでは偏差値50前後となる計算です。
ここで着目すべきは、日能研公開模試との違いや四谷大塚との差異が下位帯になるほど顕著になる点です。四谷大塚やサピックスでは偏差値40を下回ると受験生の層が極端に薄くなり、正確な合否予測が難しくなります。しかし首都模試は偏差値35〜50の帯域に数千人規模の受験生が集中しているため、中堅・堅実校の判定において他塾を寄せ付けない解像度を発揮します。