旅の計画において最も重要なのは、曖昧な主観ではなく客観的な数値データです。気象庁の過去30年間の観測データをもとに、11月の石垣島が夏期や真冬とどのように異なるのか、以下の比較表にまとめました。
データが示す通り、11月の最大のアドバンテージは台風リスクの劇的な低下にあります。石垣島を含む八重山諸島では、7月から9月にかけて台風の直撃によって飛行機の欠航やホテルの缶詰状態が頻発します。しかし11月に入ると太平洋高気圧の減退に伴い台風の発生・接近数が激減し、平年接近数は「0.2個」に過ぎません。
一方で、気象面で留意すべきは「ミーニシ(新北風)」と呼ばれる初冬の季節風です。10月下旬から11月にかけて北東からの風が吹き始める日が増え、実際の気温が24℃あっても、風速が5m/s〜7m/s吹くと体感温度は20℃を下回ることがあります。この風の存在こそが「11月は寒い」と言われる最大の物理的要因です。