結論から申し上げますと、信用情報に事故情報が記録されている状態であっても、正規の貸金業者から融資を受けられるケースは確実に存在します。ここで言う「ブラック」とは、法的な専門用語ではなく、信用情報機関JICCやCICに延滞や債務整理の履歴、いわゆるCIC異動情報が登録されている状態を指します。
大手消費者金融の場合、年間数十万件におよぶ膨大な申し込みを効率的に処理するため、過去の信用情報を点数化する「AI自動スコアリングシステム」を全面的に採用しています。このシステムでは、過去5年以内に61日以上または3ヶ月以上の延滞、あるいは破産や任意整理といった「異動」マークが1つでも検知された瞬間に、人間の審査担当者の目に触れることなく自動的に否決のフラグが立ちます。これが、大手で即座に審査落ちしてしまう根本的な理由です。
一方で、地域に根ざした老舗の中小消費者金融(いわゆる街金)は、大手とは全く異なるアプローチをとっています。中小業者は大手と同じ土俵で広告を出しても顧客を獲得できないため、「過去に問題があっても、現在は定職に就き、真面目に返済を続けている再起途上の顧客」をターゲット層として設定しています。大手のような機械的足切りを行わず、専任の審査官が1件ずつヒアリングを行い、現在の生活実態と家計収支を総合的に判断する独自審査ローンを展開しているため、審査落ちを経験した方でも融資を受けられる余地が残されているのです。