罫線や枠線、印刷の区切り線を疑ってもシート上の線が消えない場合、原因は「文字装飾」または「オブジェクト(描画)」に潜んでいるケースが多々あります。
まず、セル内の文字列の中央を横切るように線が引かれている場合は、フォント機能の取り消し線が有効になっています。このエクセル取り消し線の消し方は、対象セルを選択した状態で「Ctrl + 5」を押すだけです。このショートカットは取り消し線のオン・オフをトグル形式で切り替える機能を持っており、一瞬で文字を元のプレーンな状態へ戻せます。
もう一つの落とし穴が、過去の作成者が「罫線ではなく図形のオートシェイプ(直線)で線を引いていた」というケースです。セルの境界に精密に重ねられた直線図形は、セルの書式設定をいくら初期化しても消え去りません。
シート内に散らばった無駄な線を一掃するには、Excel図形の直線一括削除が効果的です。キーボードの「F5」キーを押し、表示されたジャンプ画面で「セル選択」をクリックします。一覧から「オブジェクト」を選んでOKを押すと、シート上に存在するすべての図形が一括選択されるため、その状態で「Delete」キーを押せば、見えない位置に残っていた細い直線まで根こそぎ消去完了となります。