Q1:鼻をかんで耳が痛くなった直後、耳抜き(バルサルバ法)をしても良いですか?
A1:絶対に避けてください。鼻水に含まれる細菌やウイルスを、高圧によって中耳腔内へ自ら押し込み、急性中耳炎を発症・悪化させる原因になります。気圧を戻したいときは、常温の水を一口ゆっくり飲み込む程度にとどめ、外圧をかける行為は一切控えましょう。
Q2:痛みは数分でおさまりましたが、耳の詰まり感(閉塞感)だけが残っています。受診は必要ですか?
A2:受診を強く推奨します。痛みが消えていても、中耳腔内に浸出液が溜まる「浸出性中耳炎」や、耳管の粘膜が腫れて換気不全を起こす「耳管狭窄症」に移行している可能性が高いです。放置すると難聴が固定化する恐れがあるため、数日経っても閉塞感が改善しない場合は耳鼻咽喉科で聴力検査と鼓膜の観察を受けてください。
Q3:子どもが鼻をかんだ後に耳が痛いと激しく泣き出しました。今夜どう対処すべきですか?
A3:まずはタオルで包んだ保冷剤を耳の周囲に当てて冷やし、上体を少し高くして落ち着かせてください。年齢に応じた市販の小児用解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン製剤)があれば服用させても構いません。痛みが数時間以上治まらない、高熱が出ている、耳から液体が出ている場合は、夜間休日診療所や救急外来の受診を検討してください。