一方で、単勝3.4倍の1番人気に推されたソダシは、前年覇者としての意地を見せられず5着に沈みました。この敗戦の裏には、小回り札幌コース特有の罠とコース取りの差が色濃く影響しています。
好スタートを切ったソダシと吉田隼人騎手は、パンサラッサとジャックドールを見る形の外目3番手を追走しました。しかし、前の2頭が淀みないペースを維持したため、道中で息を入れるタイミングを失い、終始外側を回らされるロスが生じました。さらに勝負どころの3〜4コーナーでは、内のウインマリリンにプレッシャーをかけられながら遠心力と戦う形となり、最後の直線でいつもの鋭い粘り脚を発揮できませんでした。
吉田隼人騎手はレース後、「前を見る理想的な位置で運べましたが、前2頭のリズムが良く、外を回る形になって少し脚を使わされてしまいました」と無念の表情でコメントを残しています。マイル戦で見せる爆発力に比べ、洋芝2000mでのタイトな消耗戦は、牝馬にとって斤量55kgを含めて過酷な条件となったことは否めません。
また、香港ヴァーズ2勝の実績を誇るグローリーヴェイズ(6着)にとっても、コーナーが4つある札幌の2000mは追走スピードの面で忙しすぎました。C.ルメール騎手の手綱で後方から脚を伸ばしたものの、前が止まらない展開に屈する形となりました。