2002年4月期に日本テレビ系列の水曜22時枠で放送された『ごくせん』第1シリーズは、森本梢子の同名コミックを原作とし、初回からティーン層のみならず幅広い世代の心を鷲掴みにしました。
特筆すべきは、松本潤の当時の年齢がわずか18歳(堀越高等学校を卒業した直後)だった点です。彼が演じた沢田慎は、教頭や周囲の大人たちに反抗する粗暴な不良たちの中で、唯一「学業優秀で冷静沈着、しかし過去の教師への暴力事件で心を閉ざした男」という極めて複雑な陰影を帯びていました。
赤いメッシュの入ったヘアスタイルに、気だるげながらも鋭い眼光。仲間由紀恵演じるヤンクミが任侠一家「大江戸一家」の孫である秘密をクラスで真っ先に見抜き、陰ながら彼女を支えるバディ的なポジションは、視聴者の心を強く揺さぶりました。報道各社の視聴率データによると、第1シリーズの最高視聴率は23.5%を記録。深夜枠ではなくプライム帯でのこの高視聴率は、松本潤の俳優としての評価を一気にスターダムへと押し上げました。