二谷友里恵の人生を語る上で欠かせないのが、父・二谷英明と母・白川由美という圧倒的な存在感を持った名優両親との絆です。「特捜最前線」などで重厚な演技を見せた父と、気品あふれる名女優としてお茶の間に愛された母に囲まれ、彼女は世田谷の豪邸で厳格かつ愛情深く育てられました。
しかし、2012年に父・二谷英明が81歳で逝去し、そのわずか4年後の2016年には母・白川由美も79歳で急逝。相次ぐ両親の死は、彼女の精神的な独立をより決定づける大きな契機となりました。
名優夫婦の遺産相続や実家の整理をめぐっても様々な憶測が飛び交いましたが、二谷友里恵はビジネスで既に独自の莫大な資産を築いていたため、財産争いとは無縁の形で整然と後始末を行いました。親世代の輝かしい昭和芸能史のレガシーを大切に胸にしまいながらも、自らは実業界・資本の世界で完全に独立した足場を築くことで、両親の名前を汚さない「二谷家の誇り」を守り抜いたと言えます。