英語学習者が検定試験や英文作成で間違いやすいポイントとして、「受動態の扱い」と「似た句動詞との混同」が挙げられます。
come up withは受動態にできるのか?
文法上の結論から言うと、come up with は原則として受動態にできません。「A great plan was come up with by him」のような文は文法的に不自然とみなされます。これは「come」が自動詞であり、受動態の主語として目的語を前に出す構造と相性が悪いためです。
受動態で「〜というアイデアが出された・考案された」と表現したい場合は、以下の類語や言い換え表現を活用するのがビジネス英語におけるスタンダードです。
- devise(考案する):A new strategy was devised by the management.(新しい戦略が経営陣によって考案された)
- propose(提案する):Several measures were proposed during the meeting.(会議中にいくつかの施策が提案された)
- generate(創出する):Creative concepts were generated through the workshop.(ワークショップを通じてクリエイティブなコンセプトが創出された)
come up againstとの決定的な違い
前置詞が「with」から「against(〜に対抗して・ぶつかって)」に変わるだけで、意味はまったく異なります。come up against は「(困難や障害、反対勢力に)直面する・ぶつかる」という意味になります。
例文:We came up against severe regulatory hurdles in the overseas expansion.
(海外展開において、私たちは厳しい規制の壁に直面した。)
「with=手に携えて持ってくる」「against=壁にぶつかる」という前置詞のイメージを明確に分けておくことで、リスニングやリーディングでの取り違えを完全に防ぐことができます。