総務省統計局が取りまとめた最新の国勢調査データおよび国立社会保障・人口問題研究所の将来推計によると、鳥取県の総人口はすでに53万人を割り込み、加速度的な減少局面を推移している。全国で最も人口が少ないという事実は長年の課題であったが、最新推計が描く未来図はさらに厳しい。2045年には40万人台前半まで落ち込むとの試算もあり、もはや「緩やかな減少」ではなく「急降下」の局面に入ったと言わざるを得ない。
統計ポータルサイトe-Stat上で確認できる年次変化を見ても、高齢者人口のピークアウトと生産年齢人口の著しい縮小が同時に進行している。若者が進学や就職を機に首都圏や関西圏へ移住する「社会減」に、出生数を死亡数が大きく上回る「自然減」が拍車をかけている格好だ。鳥取県が直面するこの現実は、まさに日本全体の数十年後の姿を先取りしていると言える。