ネット上の情報には、古い開発段階の噂や憶測が混ざり合っているケースが少なくありません。事実関係を正しく整理しておきましょう。
誤解①:「アレスの天秤」のアニメストーリーを追体験するゲームである
これは最も多い誤解の一つです。当初の計画ではアニメ連動でしたが、ヴィクトリーロードでは九州・長崎の新設校「南雲原中」を舞台にした完全オリジナルストーリーが本編となります。旧作の雷門中やアレス組の活躍は、後述する「クロニクルモード」に集約されています。
誤解②:スマホ向けの簡易的なガチャゲームに縮小された
iOSやAndroidでの配信も予定されていますが、主軸はNintendo Switch、PlayStation 5、PlayStation 4、Steamに向けたフルプライスの大作RPGです。いわゆる課金ガチャ頼みの運営型ソーシャルゲームではなく、家庭用ゲームとしての体験と対戦バランスを最優先に設計されています。
誤解③:日野社長の独断で仕様がコロコロ変わった
一部で「ワンマン体制の弊害」と囁かれましたが、実際にはゲーム業界全体の開発費高騰やSwitch普及期のスペック適応、さらにはeスポーツ需要への対応など、市場の変化に耐えうる作品へアップデートし続けた結果です。妥協して不完全なまま世に出すことを拒んだクリエイターの執念が、この長期航路を生んだと言えます。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
長年の開発期間を経て届けられる本作は、万人受けを狙いながらも確かな尖りを持っています。購入やプレイにおいて後悔しないための明確な判断基準を提示します。
迷わずプレイすべき人:
- 歴代の『イナズマイレブン』シリーズを愛し、総勢4,500人以上の全キャラクターで自分だけのドリームチームを編成したい人。
- 格闘ゲームや対戦スポーツゲームのような、読み合いとプレイヤースキルが直結する熱いオンラインバトルを楽しみたい人。
- 弱小校が戦略とデータで強豪を打ち破る、骨太な青春スポーツドラマを体験したい人。
様子見・慎重になるべき人:
- 過去作のような「ボタン連打で必殺技を出せば勝てる」カジュアルで大味なゲーム性を求めている人。
- サッカーゲームに対して、ウイニングイレブンやEA SPORTS FCのようなフォトリアルなシミュレーターを期待している人。