スポーツ社会学や組織マネジメントの観点から大学ラグビーを総括すると、現代の勝利の方程式は「絶対的なカリスマ指導者による服従」から「心理的安全性を基盤としたフォロワーシップ」へと完全にシフトしたと言えます。帝京大学が連覇を成し遂げ、明治や早稲田がそこに迫る構図は、激しい肉体衝突を伴う競技だからこそ、チーム内の信頼関係と自律的な意思決定システムが最後の1点差を生み出すことを証明しています。
最後に、ファンが大学ラグビーを最大限に楽しむための「観戦スタイル判断基準」を提示します。
【スタジアム現地観戦に向いている人】
・肉体がぶつかり合う衝撃音や、ベンチ・観客席の生の熱気、スタジアムの一体感を肌で体感したい人
・早明戦や決勝戦など、年に一度の国家的ビッグイベントの祝祭感を現場で共有したい人
・寒さ対策を万全にし、混雑や移動の手間をイベントの一部として前向きに楽しめる人
【テレビ放送・配信観戦に向いている人】
・密集戦(ラックやモール)の反則原因や、BKのサインプレー、キックの弾道など戦術的ディテールを冷静に把握したい人
・冬の寒さや長時間の行列、人混みを避け、暖かい室内で快適に試合を楽しみたい人
・J SPORTSオンデマンド等を活用し、巻き戻しや解説者の専門的な分析をじっくり聞きながら観戦リテラシーを高めたい人