手足口病の軽症は熱なしでも感染?登園基準と大人のリスクを徹底解剖

手足口病の軽症は熱なしでも感染?登園基準と大人のリスクを徹底解剖

手足口病の軽症は熱なしでも感染?登園基準と大人のリスクを徹底解剖についての最新情報をご紹介します。

手足口病は「子どもの病気」と捉えられがちですが、大人が感染した場合、悲惨な経過をたどるケースが後を絶ちません。子どもの手足口病が軽症でも大人の症状は重篤化しやすいという事実は、医療現場で広く知られています。

成人の感染経路の9割以上は、家庭内での看病を通じたものです。特にオムツ交換の際、便に含まれる大量のウイルスが手指を介して口に入る経口感染や、子どもの咳やくしゃみによる飛沫感染が原因となります。大人は過去の感染歴によって免疫を持っていることが多いものの、近年流行の主力となっているコクサッキーウイルスA6型などは、既存の抗体をすり抜けて成人に激しい症状をもたらします。

大人が発症した場合のリアルな臨床経過は凄惨です。まず38〜39度を超える急激な高熱と激しい悪寒に襲われ、インフルエンザと見紛うような全身の倦怠感や関節痛が現れます。解熱と前後して手のひらや足の裏に発疹が出現しますが、小児の軽症例とは異なり、水疱が大きく隆起し、針で刺されたような強い痛みを伴います。「足の裏の水疱が痛すぎて床に足をつけず、トイレまで這って移動した」「スマートフォンの画面をタップするだけで指先が激痛」といった生々しい体験談がSNSや診察室で多数報告されています。

さらに発症から1〜2ヶ月後、痛みが引いて完治したと思われた頃に爪の根元が浮き上がり、手の爪や足の爪がボロボロと剥がれ落ちる「爪甲脱落症」に見舞われる成人が少なくありません。子どもが軽症だったからと侮り、マスクなしで看病したり、オムツ替えの後の手洗いを怠ったりすることは、保護者自身が数週間にわたって就労不能に陥る重大なリスクを孕んでいます。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。