アニメーションや絵本を見ていると、ラビットは常に眉間にしわを寄せ、怒鳴っているイメージを抱かれがちです。しかし、彼の行動原理を紐解くと、決して根っからの意地悪や怒りん坊ではないことが浮き彫りになります。
ラビットの性格は、極めて几帳面で勤勉な完璧主義者です。日々のスケジュールを綿密に立て、自分の畑でニンジンやキャベツなどの野菜を育てることに誇りを持っています。そんな彼の日常に突如として割り込んでくるのが、奔放すぎる森の住人たちです。
特にトラのティガーは、挨拶代わりに大ジャンプで飛び込んできては丹精込めた菜園をめちゃくちゃにし、収穫間近の野菜を踏み荒らします。さらに、プーさんは悪気なく食料を食い尽くし、トラブルを持ち込んできます。冷静に状況を俯瞰すれば、「ラビットが怒る理由は100%正当防衛」と言っても過言ではありません。自由奔放な子どもたちに囲まれて孤軍奮闘する、唯一の「苦労人な保護者」ポジションこそが彼の立ち位置なのです。