変革の象徴となったのが、本拠地である横浜スタジアムの買収と大規模改修だ。かつては独立した運営会社が球場を所有していたため、飲食やグッズの収益が球団に入りにくい構造的課題を抱えていた。DeNAはこの課題をクリアすべく、自らスタジアムを子会社化するという大胆なスポーツビジネスの決断を下す。
スタンドの増設や回遊性を高めたコンコースの設置、さらにはオリジナルクラフトビールの開発など、観客の滞在体験を劇的に向上させた。関内駅周辺を含めたエリア一帯を「コミュニティボールパーク」として再定義した結果、観客動員数は右肩上がりに急増。かつてガラガラだったスタンドは、青く染まった超満員のファンで埋め尽くされるようになった。