薬局内で推奨されているのは、単なる布製やウレタン製のものではなく、一定の遮断性能を持つ医療用不織布マスクだ。飛沫の拡散防止と吸入リスクの低減という双方向の防護効果において、医療用規格に準拠した不織布製品の優位性は科学的にも裏付けられている。
医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)において、調剤薬局は医薬品を安全かつ適正に供給する構造設備・衛生管理の基準が厳格に定められている。薬局開設者は構造面だけでなく、施設内の環境衛生を保つ義務がある。マスクの着用要請や消毒の徹底は、単なるマナーの範疇を超え、薬機法上の適正管理義務を果たすための実務プロセスとして機能しているのだ。