もし出先でエンジンが始動しなくなったら、焦りを抑えて冷静な順序で対応を進めたい。初期段階で行うべき緊急のトラブルシューティングとして、最もポピュラーなのが他車から電力を一時的に分けてもらうジャンプスタートだ。
救援車を用意できる場合、赤と黒のブースターケーブルを正しく接続してエンジンを始動させる。接続の手順には厳格なルールが存在する。故障車のプラス端子から救援車のプラス端子へ赤いケーブルを繋ぎ、次に救援車のマイナス端子から故障車の未塗装金属部(エンジンブロックなど)へと黒いケーブルを繋ぐ。この順番を誤ると激しいスパークが飛び、車載コンピュータを破損させる危険性すら生じる。
最近、ドライバーの間で急速に普及しているのが、個人で持ち運べる小型リチウムイオン電池式のジャンプスターターだ。救援車を探す手間が省ける上、本体をバッテリー端子に繋ぐだけで、ものの数分で自力復旧を果たせる。一人での長距離ドライブや夜間の移動が多いドライバーにとって、車内に常備しておくべき心強い危機管理ツールだ。