デイリーポータルZのウェブマスターであり創刊者である林雄司との関係性も、彼女の表現を語るうえで欠かせない要素だ。自由奔放でありながら徹底した面白さを追求する林のビジョンと、彼女の緻密な文章力が噛み合うことで、数々の名企画が生み出されてきた。
かつて東急メディア・コミュニケーションズが運営母体であった時代を含め、メディア環境が激変する波の中でも、彼女たちのものづくりに対する純粋な熱量はブレることがなかった。組織の枠組みが変わろうとも、読者との間に築かれた信頼関係は揺るがず、それが現在のフリーランス・独立的な活動の基盤となっている。