「とにかく重くて、登校初日に子供が泣きそうになった」
このような声は、Instagramの育児アカウントやYahoo!知恵袋といったWeb上の体験談で頻繁に見かける。土屋鞄の代名詞とも言える牛革ランドセルは、上質で堅牢な革を使用している反面、人工皮革のクラリーノを採用した他社製品と比べると、どうしても本体重量が数百グラム重くなる。大人の感覚では「わずかな差」に見えても、小柄な新1年生の小さな体には大きな負担だ。
さらに深刻なのが「収納力」の問題である。近年の小学校ではタブレット端末に加えて、プリント類を閉じるA4フラットファイルの持参が日常化している。土屋鞄も近年は全モデルでA4フラットファイル対応を進めているが、マチ幅(奥行き)の設計や小ポケットの仕様によっては「サブバッグが必要になり、手が塞がる」という不満に直結することもある。美しさを優先したスタイリッシュなシルエットが、日常の通学場面で思わぬ裏目に出るケースだ。