水槽の中を元気に泳ぎ回る金魚は、一見すると健康的で魅力的に映る。だが、金魚すくいの攻略という観点から見れば、最も警戒すべきターゲットだ。素早い動きに翻弄されてポイを振り回せば、一瞬で紙が崩壊してしまうからだ。
狙い目となるのは、水槽の隅や水面付近で比較的静止している個体である。代表的な品種である和金(ワキン)は群れで泳ぐ習性があるが、集団から少し離れ、酸素を求めて水面近くに浮かび上がってくるタイミングが絶好のチャンスだ。また、大ぶりの個体は重みで紙を破るリスクが高いため、体長4〜5センチほどの小ぶりで素直な個体に狙いを定めるのが賢明だ。