学生ランナーたちにとって、この記録会は秋の駅伝シーズンへ向けた重要な試金石だ。特に各強豪大学の主力メンバーが顔を揃えた組では、箱根駅伝の各区間を彷彿とさせる骨太なせめぎ合いが繰り広げられた。
集団の後方で脚をためるのではなく、果敢に実業団勢の背中に張り付き、自らペースを作りに行く大学生たちの積極性が光る。中盤のペースダウンを嫌って自ら風よけを買って出る場面も見られ、チーム内での立ち位置や選考を意識した熾烈なサバイバルがそのままラップタイムに反映されていた。各大学の指導陣がスタンドから鋭い視線を送る中、新戦力としての名乗りを上げた下級生の走りは、今後の三大駅伝戦線に強烈なインパクトを残すはずだ。