祭礼の名は「国恩祭(こくおんさい)」と読みます。文字通り「国(国土・国家・郷土)の恩」「神仏の恩徳」に感謝を捧げ、地域の安泰と五穀豊穣、悪疫退散を祈願する祭祀です。
最大の特徴は、ひとつの神社で毎年開催されるのではなく、旧郡単位(旧印南郡、旧加古郡、旧飾磨郡など)に属する複数の神社が持ち回りで務める「輪番制(りんばんせい)」を採っている点にあります。神社の数によって異なりますが、ひとたび当番を務めると次の巡行まで10年〜20年以上待つことも珍しくありません。
そのため、地元住民にとって当番神社となる年は地区最大の慶事であり、通常の例祭とは桁違いの費用と情熱を注ぎ込んで大祭を盛り上げます。