オプジーボの価格は今いくら?薬価大幅値下げの真相と実際の自己負担額

オプジーボの価格は今いくら?薬価大幅値下げの真相と実際の自己負担額

オプジーボの価格は今いくら?薬価大幅値下げの真相と実際の自己負担額の真相について、専門知識を基に徹底解説します。

オプジーボをめぐる情報の中で最も注意しなければならないのが、「すべての種類のがんに保険が利くわけではない」という点と、「自由診療クリニックの甘い誘い」です。

オプジーボは、悪性黒色腫、非小細胞肺がん、胃がん、食道がん、腎細胞がん、頭頸部がん、悪性胸膜中皮腫、尿路上皮がん、大腸がん(MSI-High等)、肝細胞がんなど、多数の適応症で保険承認を得ています。しかし、臨床試験で有効性と安全性が検証されていない未承認のがん種やステージに対して投与する場合は、「自由診療(全額自己負担)」となります。

自由診療の場合、高額療養費制度や公的保険の給付は一切使えません。さらに日本の医療制度には「混合診療の禁止」という厳格な原則があるため、オプジーボ以外の検査費、入院費、通常の診察料まですべて全額自費(10割負担)となってしまいます。民間クリニックの中には「自己免疫を高める最新療法」と謳い、1回あたり50万円以上の高額請求を繰り返す施設も散見されますが、重篤な副作用(irAE:免疫関連有害事象)が発生した際の救済制度(医薬品副作用被害救済制度)も対象外となるリスクを孕んでいます。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。