日本の政治を俯瞰する際、最も直感的かつ決定的な分類が与党と野党の違いです。内閣総理大臣を首班指名し、内閣を組織して実際に国家予算の執行や政策の立案・実行を担う勢力が「与党」であり、それ以外のすべての会派が「野党」に位置づけられます。野党の使命は単なる反対運動ではなく、行政監視機能を発揮して権力の暴走を抑止し、国民に別の選択肢となる対案を示す点にあります。
単一の政党で衆議院の過半数(233議席以上)を制圧できない場合、複数の党が手を組む「連立政権」が形成されます。自民党と公明党による長期の連立合意はその代表例ですが、政策ごとに協調する「部分連合」や、閣外から特定法案にのみ賛成する「閣外協力」など、連立の形態にはいくつものグラデーションが存在します。
政党の種類一覧を整理する上での主要な切り口は、以下の3つの軸に集約されます。
1つ目は「政権担当能力とスタンス」です。常に政権奪取を目指す政権担当志向の政党もあれば、特定の理念やイデオロギーの主張を最優先する純化路線の政党もあります。2つ目は「組織基盤」です。全国的な地方議員網や業界団体・労働組合を強固な集票基盤とする伝統的組織政党と、SNSや無党派層の浮動票を主たる動力源とする都市型・ネットワーク型政党では、党運営の手法が根本から異なります。そして3つ目が、法制上の特権を享受できるか否かを分ける「法的ステータス(公選法上の政党要件)」です。