Q1:水虫(白癬菌)との決定的な見分け方はありますか?
A1:外見だけで判別するのは熟練した皮膚科医でも困難です。水虫は真菌(カビ)の感染症ですが、掌蹠膿疱症は無菌性の免疫反応です。皮膚科で患部の皮膚表面を少し削り、顕微鏡で白癬菌の有無を調べる「顕微鏡直接鏡検(真菌検査)」を行えば、数分で確実に見分けることができます。市販の水虫薬を使用するとかえって皮膚炎を激化させる危険があるため、自己診断は絶対に禁物です。
Q2:掌蹠膿疱症は遺伝しますか?子供にうつらないか心配です。
A2:病気そのものが直接遺伝する単一遺伝疾患ではありません。細菌やウイルスによる感染症でもないため、日常生活で子供や家族にうつる心配も皆無です。ただし、免疫応答の感受性やアレルギー体質といった素因が複合的に関与することはあります。
Q3:皮膚の症状が完全に消える「完治」は本当に可能ですか?
A3:可能です。ただし医学的には「完治」よりも「寛解(治療を行わなくても症状が出ず、健常時と変わらない状態)」を目指します。喫煙や金属アレルギー、病巣感染といった個々の増悪トリガーを一つひとつ特定して排除し、適切な抗炎症治療を組み合わせることで、最終的に薬を必要としない永続的寛解に到達する患者は多数存在します。