北海道の北西部、積丹半島の付け根に位置する余市町は、高品質なワイン用ブドウの産地として国内外から熱い視線を浴びています。その余市の丘陵地に広大なブドウ畑とともに佇むのが「オチガビワイナリー(OcciGabi)」です。
オチガビを語る上で欠かせないのが、創業者である落希一郎氏の類まれな経歴です。落氏は1970年代に西ドイツ(当時)の国立ワイン学校で本格的なワイン醸造とブドウ栽培を学び、本場の醸造師資格を取得。帰国後は北海道の池田町(十勝ワイン)などで腕を振るった後、新潟県角田浜で「カーブドッチ・ワイナリー」をゼロから立ち上げ、日本のクラフトワイナリーブームの先駆者となりました。
その落氏が「自らのワイン人生の最終章」として2012年に新天地として選んだ地が北海道余市町でした。妻の雅美(がび)氏とともに「落(Occi)」と「雅美(Gabi)」の名を冠した「OcciGabi」を設立。ヨーロッパの伝統的なワイン文化を日本に根付かせるべく、無駄な熱処理やろ過を極力控えた自然で豊かな味わいのワイン造りを展開しています。