鹿児島のそうめん流しに関して、県外の旅行者が抱きがちな「3つの大きな誤解」を検証・是正します。
誤解1:「そうめん流しは夏の風物詩で、冬は休業している?」
これは完全な誤りです。指宿市営唐船峡は1年365日、年末年始を含めて年中無休で営業しています。冬期営業期間中(11月〜翌3月頃)は、暖房器具や風よけスクリーンが設置された室内席や暖房完備の特別エリアが開放されます。冬の唐船峡では、温かい出汁で食べる「にゅうめん」や、熱々の「鯉こく」、焼き立ての鱒の塩焼きを味わいながら、あえて冷水で締まった極上のそうめんを啜る通好みの楽しみ方が地元で定着しています。
誤解2:「左利きの人は麺を掬えない?」
従来の回転式水槽は右利き用(時計回り)に水流が設計されていたため、左利きの人が箸を入れると水流に逆らう形になり、麺を掬いにくいという指摘がありました。しかし、現在の唐船峡や主要店舗では改良が進み、「左利き専用の反時計回りテーブル」や、スイッチ一つで水流方向を切り替えられる新型円形水槽が導入されています。家族連れやグループに左利きの同伴者がいる場合でも、注文カウンターで申し出ることで快適に利用可能です。
誤解3:「水槽の水が循環していて衛生面が心配?」
機械内部で同じ水がぐるぐる使い回されていると誤解されがちですが、唐船峡をはじめとする本格施設では、毎分大量に注ぎ込まれる自噴湧水をそのまま水流に利用し、同時に中央排水口から絶えずオーバーフローさせて排水する完全かけ流し構造を採用しています。常に清潔な13℃の新水が満たされているため、衛生面においても極めて安全な環境が保たれています。