土俵上の緊迫感から一転、支度部屋や宿舎での豊昇龍は、誰もが口を揃えて「優しくて親しみやすい」と評価します。ファンや報道陣を驚かせる普段の素顔には、いくつもの魅力的な側面があります。
1. 花道を引けば「メガネの好青年」に変身
取組を終えて支度部屋に戻り、髷を結い直した豊昇龍がトレードマークの黒縁メガネをかけると、土俵上の殺気は完全に消え去ります。丸みのある表情と柔らかい笑顔は「まるで真面目な大学生のよう」とファンコミュニティでも大人気で、このビジュアルギャップに心奪われる相撲ファンが後を絶ちません。
2. 違和感のない流暢な日本語と謙虚なインタビュー
日本体育大学柏高校への相撲留学を経て大相撲に入門した経歴を持つため、日本語の受け答えは完璧です。単に日常会話ができるだけでなく、「師匠の教えを守って」「土俵に上がれることに感謝して」といった言葉選びの端々に、礼儀と感謝の念が滲み出ています。NHKの勝利者インタビューでも、常に自分の反省点を挙げ、対戦相手への敬意を忘れない姿勢が定着しています。
3. 立浪部屋を支える面倒見のいい兄貴分
所属する立浪部屋において、豊昇龍は部屋頭として若い弟弟子たちの面倒を非常によく見ています。稽古場では厳しい指導を行うこともありますが、稽古が終われば一緒に食事を囲み、冗談を言い合って場を和ませるムードメーカーです。師匠である立浪親方(元小結・旭豊)も「非常に素直で研究熱心。相撲に対する真面目さと周囲への気配りは申し分ない」と、その人間性を高く評価しています。